生き物を飼うということ。

長沼です。

Yahoo!ニュースを見てたら、気になる記事が。



昨日、環境省が、

ペットのインターネット販売について、現物確認または対面説明を義務づけ、

ネットのみでの販売、つまり飼い主となる人がペットと対面せずに販売することを

禁止する方針を固めたそうな。



その背景には、華やかなペットブームの裏で、

心無い飼い主が、ペットを捨てたり、放したり…

その結果、毎年何千頭も何万頭もの犬や猫たちが、

「殺処分」されている現状があるから。



クリックひとつで手軽に「命」が買えてしまう、ペットのネット販売。

ネットで買いたくなる気持ちはすごくワカル。

ウチにもネットで買った外国のカエルがいるけど、




（で、でかくなった…）

大都市でない限り、なかなか自分の飼いたい珍しい動物や種類に

お店で直接対面して買えるチャンスはめったにないし。



でもそうやって気軽に手軽に飼い始めた「命」が、

飼い主の都合で簡単に捨てられ、

かわいがられていたはずの動物が「害獣」扱いされ、

殺されていくのは絶対に許せない。



捨てた人は、「事情があって飼えなくなった」と主張するかもしれない。

でも動物にとっては、人の事情で殺されなければならない理由はひとつもない。



動物は飼い主を選べないから、ペットを飼う前に、今一度、

「命を預かる責任の重さ」を考えてから、

飼って欲しいと思う。



飼ってはいけない、とは思いません。

自分自身、生き物大好きだし、カエルや虫をよく捕まえて飼ってみたりするし。


「一寸の虫にも五分の魂」があるってことを、

子どものうちから虫捕りや飼育を通じて自然に知っていくことは、

すごく大切なことだと思う。


「狭い虫かごに入れられてカワイソウ」と思う人もいるかも知れないけど、

生き物を捕まえたときの喜びと興奮を知り、

それを飼育しているときの楽しさを知り、

長く生きて欲しいと願うやさしさを知り、

死んじゃったときの悲しさを知る、

何よりの「教育」だと思う。


その経験が、大人になったときに、

命を大切にする心と、人や動物に対する優しさに

つながっていくと思う。



ちょっと重い話になってしまいましたが…

来週の7月28～29日は、お待ちかねの大人気イベント、

「クワガタ夜の探検隊」です！！






おかげさまで、すでに定員いっぱい。
（定員にもれちゃった人、ゴメンナサイ…）


参加者のみんなには、思う存分、夜の森を楽しんで、

クワガタをい～っぱい捕まえて興奮して、

そして精いっぱい大事に飼って育てて、

命を大切にする優しい子になってもらいたいな～。



なんだか真剣にマジメなブログを書いてしまった…

ので、明るく楽しいブログにしてくれそうな、

五月さんにバトンタッチ！